暑い日が続き、冷たいアイスやジュースがおいしい季節になりましたね。
夏といえばイベントがたくさん!
海に行ったり、プールに行ったり、いろんな場所でのイベントやお祭りなども行われて、楽しい時期ですよね!
今回は、夏のイベント七夕についてお話していきたいと思います。
七夕でお願い事を書くのは日本だけ!?
七夕=願い事を短冊に書いて、お願いを叶えてもらうイベントとして親しまれていますが、元の由来を知っている方は少ないかと思います。
私が小さい頃に聞いた由来は、織姫様と彦星様が会える日で、うれしいから願い事を叶えてくれる日ということでした。
七夕という行事は日本だけではなくて、アジア圏で主に行われている行事だそうです。
お願い事を叶えてくれる日という認識がありますが、韓国やベトナムなどでの七夕の認識はちょっと違います。
調べてみると、織姫様と彦星様は「雨の神様」と認識されているそうです。
毎年、七夕の時期に雨が降ることからそう考えられるようになったのでしょうね。
韓国では、七夕には雨が降ると言われていて、その日の晩に降った雨は「嬉し涙」、2日目の雨は「別れを惜しむ涙」と呼ばれています。
なんだかロマンチックですね。
ベトナムでは、7月の満月を「カップルの月」とよんでいて、特にお祭りなどをするわけではありませんが、一部の地域では、離れ離れになった織姫様と彦星様にちなんで、昔の恋人と語りあうイベントなどをしているそうです。
昔の恋人と語り合うのはどんな気持ちなのでしょうね…。
別れた後も、こんなこともあったよね~と語り合える仲が素敵だな思います。
七夕の始まりは日本ではない??
実は、七夕は日本発祥ではないって知ってました?
実際に調べてみると諸説あるそうですが、日本の「棚織(たなおり)」と、中国の「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」の風習が合わさったものが現在の七夕の由来となっているそうです。
日本の「棚織」とは
・7月7日の夜に行われていた、人の穢れをはらい、秋の豊作を願う行事
・7月6日に水辺の織屋に入り、その日に降りてくる神様の為に着物を織っていた
乙女のことを「棚織姫(たなばたひめ)」と呼んでいた。
豊作を願う神様を「彦星様」、織物を織った乙女が「織姫様」と呼ばれるようになったそうです。
中国の「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」
・「織姫様」のように、織物や縫い物など、針を使ったお仕事の上達を願う行事として行われていた。
・縫い物や織物の上達を願った女性たちが、庭で針に5色の糸を通し、お酒や瓜を祭壇に供えていた。
だそうです。
「乞巧奠」が中国から日本に伝わったのは奈良時代頃だそうです。
江戸時代の時に、笹に芸事上達のお願いを書く風習が始まり、現在はいろんな願い事を書く、という風になったのですね。
天の川の始まりって?
これも諸説あるそうで、すべてに共通しているのは「瓜」が始めといわれています。
言い伝えの一つの中に、織姫様は天女で、彦星様は人間の若者だった話があります。
親の許しもなく、織姫様をお嫁にした彦星様のことを、快く思わなかった天女のお父さんが、彦星様を瓜畑の番に命じます。そのときに「絶対に食べてはいけない」と伝えました。
ですが、炎天下の中での番だったため、彦星様は我慢できずに瓜を食べてしまいます。
すると、瓜の中から水があふれ出し、大きな川となり、それが天の川になったとも言われているそうです。
他には、瓜の切り方の説もあるそうで、縦に切ってくれと言われたのに、横に切ってしまったのがきっかけで水があふれ出し、天の川になったとの説もあるそうです。
ちなみに瓜科の物として代表的なのはスイカやメロン、キュウリなどがありますね。
瓜には水分がたっぷり入っていることから、瓜が天の川の始まりなのではないのか!?と言われたのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
私は、七夕にはいろんな説があるのだなと思いました。
織姫様と彦星様のように、一年に一度しか会えない時間は本当に貴重だと思います。
短冊にただ願いを書くだけじゃなくて、身の回りにいる大切な友人、恋人や家族と一緒に居られることを感謝しながら過ごせると、きっと素敵な一日になると思います。