子育てで誰もがぶつかるのが、
子どもの叱り方についてですよね。
生まれたての赤ちゃんに叱ることはないですが、
自我が芽生える2歳前後のいわゆるイヤイヤ期に
突入すると、パパママを困らせることも多くなり、
叱る回数が増えてくるもの。
私自身も、子育てで一番悩んだのが
この、叱り方でした。
もしかしたら、子育て中のパパ・ママの
永遠のテーマかもしれませんね。
やってはいけないことを教えたいと考えるのは、
親であれば当然のことですが、
叱り方の違いで子どもに与える影響は
とても大きいもの。
今回は2~3歳前後の子どもを子育てする上で
大切な「叱り方」についてまとめました。
2~3歳くらいの子育て、叱り方はどうするべき?
小さな子どもがいたずらをしたり、
言うことを聞かなかったりするのは、
いたって普通のことです。
特に2~3歳くらいの子どもは好奇心が旺盛で、
いろいろなことに興味を持ち始める年頃。
何でもかんでも止めさせてしまうのは
子どもの好奇心を削いでしまうことになるので、
ケガや事故につながるようなことがなければ
無理に止める必要はないでしょう。
ただし安全に関わるときや、社会のルールに反する
ような時はしっかりと叱る必要があります。
子育てで大切な叱り方のポイント
叱り方といっても、
ただ「ダメ!」や「やめなさい!」
だけでは子どもには伝わりません。
かといって、どのように叱ったら良いのか
悩んでしまいますよね。
叱り方ひとつで、子どもの性格に大きく影響して
しまうといっても過言ではありません。
子育てで大切な叱り方のポイントは
どんな点にあるでしょうか。
私の子育て経験も踏まえてまとめてみました。
「叱る」が「怒る」にならないようにする
私が一番子育てで難しかったのが、
感情的にならないようにすることでした。
ヒステリックになってはいけないと頭では
わかっていても、どうしても怒ってしまう。
一度火がついてしまうと止められない……。
そんな感じでした。
冷静になって振り返ると、自分の感情を子どもに
ぶつけて怒っているだけということも多かったです。
叱り方の第一のポイントは、感情に任せて怒る
のではなく、諭すに近いイメージで叱ること。
よく言われていることですが、
子どもの人格を否定するような言い方をせず、
してはいけない行為だけにフォーカスをあてて
叱ることを心がけています。
叱る理由を伝える
叱り方の第二のポイントは、
叱る理由をちゃんと子どもに伝えること。
例えば物を投げてしまう時には、
「どうして物を投げてはダメなのか」
「どうしたら良いのか(どうしたらママは
嬉しいか)」を説明し、叱られた意味をわかって
もらえるような伝え方がが大切でしょう。
泣いたり怒ったりしている子どもに対して
わかってもらうまで説明するのは
本当に難しかったです。
なので頭ごなしに言うのではなく、
わかってもらえるように叱る理由を必ず添えて
伝えるようにすると良いかもしれません。
叱る時には共感やフォローをする
叱り方の第三のポイントは、
必ず共感やフォローをすること。
お友達に手を上げてしまった、おもちゃを取って
しまった、など叱られる理由にはいくつか
ありますが、もしかしたら子ども側にも
言い分があるかもしれません。
子どもを叱っている時はつい一方的になりがち
ですが、できるだけ子どもの主張も
聞いてあげましょう。
私にはこれができなかった……
未だに後悔していることです。
また、叱ったことが理解してもらえたときには
きちんと褒めてあげることも忘れずに!
子育て中の叱り方、私の失敗談
私の子育て中の叱り方の失敗談です。
恥ずかしいですが、この反省点が
どなたかの役に立つといいなと思っています。
ごめんなさいを強制してしまった
しつけのつもりで行っていた叱り方が、
実は親の見栄だったことがあります。
児童館で娘を遊ばせていた時、お友達との
小さなケンカにいちいち親の私が顔を出し、
「ごめんなさいは?」と強制的に謝らせていた
ことがありました。
叱る理由を伝えずに、とりあえず謝ることを
優先してしまっていたので、おそらく子どもも
納得していなかったと思います。
これは大人でもされたらイヤなことですよね。
とても反省しています。
何度も同じことをしつこく言ってしまった
どうしてもわかってほしい気持ちが強すぎて、
叱るときに何度も同じことをくどくど言って
しまいました。
これも同じく、大人でも同じことを何度も言われたら
とてもイヤな気持ちがしますよね。
叱る時はできるだけ短く、分かりやすい言葉で。
これが叱り方のモットーだと思います。
おわりに
子育てにおける叱り方は、子どもが何歳になっても
本当に難しいもの。
近年では「褒めて育てる」子育てが主流になりつつ
ありますが、危険を伴う場合や守るべきルールが
守れなかった時には、正しく叱ることも大切です。
どうして叱るのか、どうしたら良いのかが
きちんと子どもに伝われば、親子の信頼関係を
築き上げることにつながります。
子育ては親こそが育てられるもの。
ゆっくりじっくり、進めていきましょう!