近年、SNSなどが進化して年賀状という昔ながらの挨拶が少なくなってきています。
“今年はどうしようかな〜”なんて悩んでいるうちに・・気づいたら大みそか!!
また、自分から出していなくても元旦を迎えてみると、年賀状をいただくことがありますよね?
いつまでに出せば元旦に届くの?新年を迎えてからいつまで年賀状を出せるの?
年賀状には、とりあえず「謹賀新年・あけましておめでとう!」でいいか!
本当にそれであっていると思いますか?
そんな年賀状のマナーについて書いていきます。
年賀状はいつからいつまで出せるの?
年賀状の引受開始は毎年15日頃から始まります。
元旦に届くようにしたいのであれば、25日までに出せば間に合うそうです。
変動があるので、きちんとした日付は郵便局のホームページをチェックしてくださいね。
そうは言っても、26日〜28日までに出された年賀状でも出来るだけ元旦に届くように取り組んでくれています。感謝ですね!
元旦を過ぎてしまっても、年賀状は松の内(一般的に1月7日まで)に相手の手元に届くようにすれば、失礼にはあたりません。
松の内の期間は
・関東が1月7日まで
・関西が1月15日まで
と言われています。
でも、7日を過ぎた頃には、お正月~♪なんて気分もうすれていますよね。
なので、7日までに出したほうがよさそうです。
もし、7日を過ぎてしまった場合は『寒中見舞い』を出すといいでしょう。
寒中見舞いとは、寒い時期に相手の健康などを気遣って出すものです。
こちらが喪中なのを知らず、年賀状を頂いてしまった場合のお返事にも使えます。
年賀状に使わない方がいい言葉や、元旦の使い方
年賀状には使わない方が良い言葉などがあります。
例えば不吉なことをイメージするような「去」です。
去年というふうに使ってしまいがち。
去る・離れる。といった意味がよくないのです。
年賀状では、「旧年」または「昨年」を使いましょう。
ほかには「終わる」「切れる」などもなるべく避けたほうがいいです。
また、年賀状には「、」「。」などの句読点もいれないのが正式とされています。
改行したり、一文字分スペースをとったりして書き方を工夫してみてくださいね。
また、「1月1日 元旦」と年賀状に書いてはいませんか?
元旦という言葉は、1月1日の朝のこと指しています。
先ほどの書き方をしてしまうと、1月1日を二回も書いていることになります。
(電球のたまが切れたみたいな感じですね・・)
日付を書く際は「令和○年 元旦」「20〇〇年1月1日」といった書き方が正しいです。
賀詞(がし)の正しい使い方
さらに、お祝いの言葉の賀詞(がし)ってなんのことだかわかりますか?
謹賀新年やあけましておめでとうございます
などのお祝いの言葉です。
賀詞は、種類によって送る相手や意味がかわってきます。
◎目上の人には4文字の賀詞で「謹賀新年」や「恭賀新年」
◎目下の人には2文字の賀詞で「寿や春」「迎春や賀正」
◎親しい人には英文やカジュアルな賀詞「HAPPY NEW YEAR」 や「あけましておめでとう」
相手を選ばず使えるのが文章の賀詞で
「あけましておめでとうございます」
「謹んで新春のお慶びを申し挙げます」
なんだそうです。
日本のマナーって、やっぱりむずかしいですよね^^;
見た目だけではなく中身のこもった年賀状を!!
子供の頃から、年賀状って自分あてにくるとすごく嬉しいものでしたよね!
元旦は、郵便屋さんが来るのが待ち遠しかったのを覚えています。
自分ももらって嬉しいのですから、相手もきっと嬉しいはずですよね。
きっと、年賀状を送ってくれた相手もあなたのことを思いながら書いてくれたはず・・
そんなあなたも、“寒中見舞い”にならないうちに素敵な年賀状を送ってあげてくださいね!!
私も来年こそは、頑張って中身の充実した年賀状を出したいと思います・・(笑)