皆さんの家庭や地域などによって、
喪中に対しての考え方や、常識などが
あるのではないでしょうか?
田舎・都会・年齢という点でもきっと、
少しずつ違ってきているのではないかな?と思います。
私の住んでいる地域・我が家の喪中の考え方や常識について、
書いていきたいと思います。
様々な考え方があるかと思いますし、
まだまだお葬式や喪中などは主に親の世代が仕切り、
私たちはお手伝いという立場です。
そのため、非常識なこともあるかもしれません。
ご了承ください。
わが家の喪中時の禁止事項
わが家の場合はこうです。
- 年賀状のやり取り(あけましておめでとう、と年が明けることを祝うこと、喜ぶことに対して禁止)
- 正月に神社へお参りへ行く(上記同様)
- 地域のお祭り参加(お客としての参加はOK!)
くらいでした。
しかし、今回これを書くにあたり、
インターネットで調べてみると他にもあります。
- 結婚式を挙げること・また参列すること
- 旅行に行くこと
基本的には、何かを祝うこと・喜ぶことに対して
禁止されているのではないでしょうか?
年賀状|喪中に出していいのはどこまで?
私がもの心ついてからの初めての喪中は、
ひぃおばぁちゃんが亡くなったときです。
ひぃおばぁちゃんとは、年に1度
お盆の時に会いにいっていました。
そのおばあちゃんが亡くなったのは、
私が小学校6年生の頃でした。
またその頃は、今よりも年賀状がとても盛んで、
年賀状を書くこと・もらうことが
まるで手紙のやりとりのようで、
私たちにとっては、とても楽しみな行事の一環でした。
そんな中の喪中…
喪中には年賀状を書いたりしてはいけない。
という常識を知らなかった私にとって、
ものすごくショックな出来事でした。
お正月、私宛には年賀状が届かなかったことが
悲しかったことを覚えています。
今回調べていく中で、喪に老けなければならない期間は、
故人との関係性や、何頭身であるか…ということも
関係してくるということを初めて知りました。
また、年賀状に関しては、
喪中はプライベートな事柄なので、公の場関係の方
職場の方などに対してやり取りをする分には
全く問題がないということを知りました。
このまま知らないでいたら、主人などが職場の方に
書いていたら、なんと不謹慎な人なんだ!と思い込み、
確実に止めてしまっていたと思います。
なので、主人のためにも知ることができて
よかったと思います。
喪中時はどこまで嫁が関わるべきか。義母の一言。
結婚してからというもの、家族としての関係が広がっていきました。
そんな中、主人のひぃおじいちゃんの13回忌が行われました。
わたしが結婚したのは1年前でしたので、
ひぃおじいちゃんのことは全く知りません。
13回忌は、ちょうど私がまだ仕事をしており、
たまたまその日はどうしても休みがとれない日でした。
私は、はじめての法事ですし、嫁という立場上、
参加したほうがいいのか、不参加でも構わないのか、
とても悩みました。
とても悩んでいると、お義母さんから、
”仕事ならしょうがないよ。
私たちのいい日にしたから、みんなが来れるとは
思ってないから大丈夫だよ。”
と言ってくださったことで、とても心救われました。
喪中どこまで嫁は関わらなければいけないのか、
とても難しいです。
私は、つい常識や人の目線や意見、こうすべき!に
とらわれてしまいがちなので、
もしも将来息子がお嫁さんを連れてきてくれた時でも、
あまり上記のようなことばに惑わされすぎないように
していかなければいけないと思いました。
お義母さんには本当に感謝でした。
喪中は故人と向き合う猶予期間
喪中にやってはいけないこと・嫁としての立場からの
喪中の参加の仕方などをとりあげていきましたが、
それはいったいなぜだろう?
なぜ、お祝い事などをしてはいけないのだろうか?
という疑問を抱きました。
もしも、今私が故人になったとして、
親族がこのようなことをしていたら
嫌になったりするのだろうか?
と考えました。
きっとわたしはいやではありません。
しかし、では、私のことをもう、まるで最初から
いなかった人のようだったらどうだろうか?
と考えると、それはやはりとても悲しいです。
みんなから忘れられたくない、とまでは言いませんが、
私が大切に思っている人たちからは
忘れられたらとても悲しいです。
では、もしも、わたしの両親や主人が故人と
なってしまった時に、様々な、喪中の禁止事項に
関してどのように思うのかということも考えました。
やはり、もしもそんなことがあったら、
きっとショックは大きく、
旅行に行こうということや、何かをお祝いしたい!
という気持ちはきっと薄れてしまっているのでは
ないかな?という風に思いました。
また、様々なことに対して、感情がついていかない
のではないかと思いました。
昔から言われている、喪中の時の禁止事項は、
もしかすると、大切な人を亡くしたばかりの
人の心が少しでも落ち着くまで、ゆっくりと
故人と向き合ってもいいよという猶予時間なのではないかと、
また、故人へ対しての、あなたのことを忘れてはいませんよ。
というメッセージなのではないかと思いました。