皆さんは、パセリのことをどう思っていますか?
『パセリはお料理を引き立てる上でのお飾りに過ぎないよ』
と、お考えの方が多いのではないのでしょうか?
確かに、パセリだけを食べるというのは考えられないかもしれません。
しかし、最近のハーブ人気をみると、付け合わせの脇役名人のパセリも、その存在がクローズアップされてきているのも事実なんです。
肉料理のお飾り、添え物パセリは、かつては捨てられる運命でした。
ですが、その組み合わせには肉食の弊害を防ぐ大切な役目があるのです。
遠くは、ギリシャ・ローマ時代から、貧血や食中毒予防に用いられていました。
また、中国では、はしかの治療にも効果があるとされていました。
パセリは栄養豊富!免疫力をつけるビタミンCの宝庫
付け合わせのパセリひとつまみ5gで、1日のビタミンCの所要量の1/5、
ビタミンAは、1/10も摂れてしまう優れものと言われています。
ビタミンCは、細胞と細胞をしっかりとつなぎとめるために欠かせない成分です。
β-カロチンは身体の中でビタミンAに変わり、粘膜の機能を高め、病気に対する抵抗力を強めます。
パセリは生で食べるので、ビタミンCの損失が少ないです。
また、肉料理など油脂を含んだものと組み合わせると、油溶性のβ-カロチンの吸収率もアップします。
外食で野菜不足の方には、力強い味方となるわけですから、残さず必ず食べるようにするといいですね。
パセリは、緑黄色野菜の中でも最も多くビタミンCを含む野菜とされています。
特に、ビタミンCが多いレモンの2倍もあります。
そればかりでなく、ビタミンAもニンジンと同じくらいの含有量であることから、
お飾りや付け添えというよりは、料理の主役にしたいほどです。
パセリに隠された消化促進・食中毒予防の効果
パセリ独特の強い香りの成分はアピオールで、腸内の有害な菌が繁殖するのを防ぐ
機能があります。パセリの葉っぱに虫が付きにくいのも、この香りによるものです。
また、胃に過度の刺激を与えて消化吸収を助けて、食欲不振を助ける働きがパセリの香りにはあります。
最近では、ハーブをベランダや庭で育てて、ホームガーデンを楽しむ方が増えています。
パセリもハーブの一種で育てやすいので、ホームガーデニングの初心者にも簡単ですのでご自身で育ててみるのもいいかもしれませんね。
女性の大敵、貧血予防効果も
貧血を予防するために大切な栄養素は、鉄分や葉緑素、ビタミンCなどです。
パセリには、これらの栄養素が多く、鉄分は葉緑素と結びつき、酸素結合力の強い赤血球をつくり、ビタミンCが鉄の吸収をよくします。
肉や魚などタンパク質と組み合わせれば、貧血予防になります。
栄養豊富なパセリをたくさん食べる工夫や保存方法
パセリは、他の野菜のようにたくさん食べるといってもなかなか難しいでしょうから、その摂取量を増やす意味で、調理で工夫してみて下さい。
といっても、食べる量が少ないことがパセリの宿命のようですが、付け合わせ、サラダ、グラタンやスープの彩りなどの、色々な料理にこまめに使うといいですね。
たくさん食べる方法としては、天ぷら、オムレツ、ジュースなどにすれば、豊富な栄養素や薬効を十分に活かせます。
例えば、刻んだパセリは、ラップに平にして包んで冷蔵庫で保存し、また、短期保存のときには水を入れたコップに挿してポリ袋でおおって冷蔵庫に保存するといいようです。
免疫力の効果を期待できるパセリヨーグルトジュース
セロリの摂取量を簡単増やし効果を実感できる方法として、我が家で毎朝作るパセリヨーグルトジュースをご紹介いたします。
作り方は、簡単です。
パセリをみじん切りにしてミキサーに、パセリ、バナナ、プレーンヨーグルト、はちみつを入れて下さい。量はお好みです。
プレーンヨーグルトがパセリの独特の香りを消して、全く気になりません。
ぜひ、試してみてください♪
まとめ
いかがでしたか?
パセリだけを食べるには、ちょっと無理な方でも調理工夫で摂取量を増やせます。
パセリには、免疫力をつける、消化促進、食中毒予防、貧血予防などの効果を期待できますので、皆さんにも是非おすすめします。